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平成30年1月

平成30年 1月31日(水)

大年輪祭
去年から早く咲きはじめた侘助も一月でフィナーレのように
一つ二つ三つ控え目に、よりらしく咲いています。

昭和33年創業のお店は60周年、店主になって30周年。
父と母の呉服屋さんが、今はレンタル、スタジオまで。
時代の変化をつくづく感じます。

二人がいそしんで 生業 なりわい としたきものを
これからも大切に受けついでいきます。

明日から二月。
良い訪れとなりますよう心より願っています。


一月の しめ は、長く楽しませてくれたことに敬意を表して

                     かす
 侘助の 落つる音こそ 幽かなれ   相生垣瓜人

店主



平成30年 1月30日(火)

はるとなり
春 隣

春遠からじですが、その温もりは遠きような朝、
氷点下がつづきます。

 

 叱られて 目をつぶる猫 春隣   久保田万太郎

 

  雪がとけてきた ほんの少しだけど
私の胸の中に のこりそうな雪だった
灰色の雲が 私に教えてくれた
明るい陽ざしがが すぐそこにきていると  リフレイン

 山崎唯 作詞・作曲「白い想い出」  

1月もあと2日。
二月は創業60周年の年輪祭開催。
今日からちゃんと準備して、感謝をこめてお客様を迎えます。
どうどご自愛の上、元気におすごしください。

店主



平成30年 1月29日(月)

福豆
いただきました。うれしくも京都・末富の「福豆」。
いつも元気 パワフルで魅力的。
きものと日本文化をこよなく愛するひと。

桝を包む掛紙は、日本画の池田遙邨筆の宝舟の図。

 

 なかきよの とおのねふりの みなめさめ

 

     なみのり ふねの おとのよきかな



「永き世の 遠の眠りの みな目ざめ
        波乗り船の 音のよきかな」

室町時代からつづく回文歌。
前から後ろから読んでも同じ文のお芽出度い歌です。

「初夢」「宝船」はこの歌をシンプルにしたものとか。
解釈はいろいろありで、自分流に読み上げました。

良いことありそうな朝のはじまりです。

 

           りり     ます
 小さなる 凛々しき桝の 年の豆   後藤夜半

 

店主





平成30年 1月28日(日)

ゆきげしき
雪景色

うっすらと庭一面に、朝日にキラキラと輝きます。

ボンネットの雪がフロントに舞うなか、ゆっくりとお店へ。

 

                   かしわ
 葉のついて ゐるのは柏 雪の原   高木晴子

 

 「雪がふってきた  ほんの少しだけど
私の胸の中に つもりそうな雪だった」

ダークダックスのコーラス こんな歌ありましたね。

 

 くろもじに 粉雪かかりて みづみづし   富安風生

 



あったかくして、足にも力をこめて暮らします。
一月もあとわずか、春風恋しき朝がはじまりました。

店主





平成30年 1月27日(土)

冬深し

冷たいより頬いたく 胸はギュッとしまるような朝。

 

 冬深き 志野の湯呑の 肌ざはり   大場美夜子

 

今日は鯛焼のあったかいおやつほしいですね。

 

 鯛焼の まず尾の餡を たしかめし   能村登四郎

 



みずみずしい「苺」おくります。  竹村良子(リトグラフ)

ビタミンCをとって、インフルエンザはスルーします。
ここしばらくは寒さと一緒に暮らしましょう。

店主





平成30年 1月26日(金)

つめた
  冷し

立春が近づくにつれ朝日が日毎早くのぼる気がします。
朝食後7時すぎ「ちめたい」、「爪痛し」からとか。
強い寒気ながら、寒いよりも ちめたい朝。


この句いいですね

                        わ
 踊り子は 掌の冷たきを 詫びて云ふ   西東三鬼

           な
 手で顔を 撫づれば鼻の 冷たさよ   虚子

 


入りくんだ道の空地にあらわれた臘梅の古木。
五分咲き、冬の終わりに咲く花に、又出会いました。

 

 臘梅の 花みな濡れて ゐるやうな   長谷川櫂

店主






平成30年 1月25日(木)

みぞれ
 
初雪、終雪のころ、みぞるる雨と雪。

庭にない花がここならあるかもと 円照寺。
加古川ですぐ近く。

門柱に「2月まで花はお休み」 「どうぞご自由にご覧ください」
「はい」としばし散策。

「世界一美しいツバキ」 二番目もありましたが、
これは「公的なのか 私的なのか」どちらも蕾で判別できず。
2月に確認しましょう。
うちの椿は Only One です。

たくさんのクリスマスローズももうすぐ満開のようです。



ひとっこ一人会わずに、たんぼの中の「花の寺」
ご住職には、次 会えるかも。
ちゃんと手入れの庭でした。

 

 朝みぞれ 夕みぞれとて さやぐ木よ  細谷源二

 

枕草子に

             あられ
 降るものは雪。霰。

 霙は憎けれど、白き雪のまじりて降る、をかし。

 

そんな一日。
日々平安を祈り暮らします。

店主








平成30年 1月24日(水)

早春賦
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
立春の後の歌かもしれませんね。

関東は四年ぶりの大雪。「雪は豊年の しるし 」といわれますが、
積雪20cmで混乱ではいたしかたなく。
人事ではありません、備えを怠りなく。

凍った道にはペンギン歩きがむいているようで
覚えておきましょう。

雨にぬれている梅の木、雨はもうすぐあがりそうです。

 せつご                    あかりんご
 雪後の天 いきいきと掌の 紅林檎  角川源義 

店主




平成30年 1月23日(火)

ふゆつ
冬尽く
2階の出窓に見える木の無数のあおい実が1つもありません。
でも毎日、野鳥が飛んできます。

「冬の名残」は惜しまれず、すぎていくようで。
大寒の関西は少しだけ過ごしやすそうな気配。


寒椿、一つ咲きました。
うしろの梅の蕾もふえています。

椿はゆっくりと一つ一つ咲いていきます。
つぼみがまわりにたくさんあるのに、
これ一つだけ立派に咲いています。


「あっ」鳥が一羽 木にとまります。
細い枝がゆれています。

本日もお元気で。

 

 雨にうたす 植木一鉢 冬終る  村山古郷

 

店主






平成30年 1月22日(月)

 あす  はる
明日の春

夜明けが早くなったのを実感の朝。
日脚も伸び春待つ日がつづきます。

クリスマスローズ 立派に開花。、その数10。
一人静は動きなしですがきっと、もうすぐ。

 

         はやま
 六甲の 端山に遊び 春隣  高浜年尾

 

 年々に 春待つこゝろ こまやかに  下田実花

 

 

スタッフの作品展をひと時。
生涯大学友会の皆様の力作がならびます。


本日もお客様との出会いが楽しみです。
かぜ ひいてませんか。

 

店主






平成30年 1月21日(日)

だいかん
大 寒

部屋に入ると臘梅の芳香がたちこめています。
少し濃い、しゃんとする朝の香で心もめざめます。

明日から寒気ももどるようで、寒稽古ならぬ寒仕事。
終りの頃には梅の便りもとどくかもの春待時。

淡路の水仙は満開のようです。
いつもの道の駅にも卓上に美しく。

庭の東南 くすの木の下の水仙、何が運んできたのでしょう。
開花予想は立春頃と毎日成長をみまもって…
黄色が咲きます。


朝の空に早春の気を感じて、一日のスタートです。

 

 盛花の 中に高さや 水仙花  田中王城

 

 水仙の 花のうしろの 蕾かな  星野立子

 

店主






平成30年 1月20日(土)

ろうばい
臘梅
おとなりの庭の花の名前、わかりました。

香気ある花が枝に下向きに咲き、 外側の花弁は
黄色がうすく半透明で、ろうを引いた細工にみえてこの名前。

紫色のおしべが花弁の内側にあります。
梅ではない臘梅。

奥様に三枝をいただき、壺にいつものように投げ入れます。
一輪の花が心にしみ入る朝です。


新しい命に感動するのは、
命にかぎりのある事が明らかにわかる歳になったからで、
それは、わびしい、さびしい事ではなく
「新鮮な出会いや驚きがつぎつぎとあるなあ」
そんなことを思いながらお仕事始まります。

 

 臘梅の 咲きうつむくを 勢いとす  皆吉爽雨

 

 臘梅の つやを映しぬ 薄氷  増田龍雨

 

店主






平成30年 1月19日(金)

かすみ


春はかすみで秋は霧。
数日の温かさで、春かしらのようにまわり一面もやっています。

今はNGの焚火。
風もなく人影もなく(?)でしたので、ほんの一枝二枝の焚火。
じっと見ていると、なぜか心が落ちつきます。


霞につつまれるように、静かに一日が始まろうとしています。


となりの小さなかわいい黄色の花。
お会いしたら聞いてみましょう。


       ほのを
 青空に 焔吸はるゝ 焚火かな  日野草城

 

店主






平成30年 1月18日(木)

ふゆぼたん
冬牡丹

わら の霜囲いの中の華王。
初夏の代表的な花の蕾を春につみ、真冬に咲かせるとか。
日本人の器用さと風流のこころみです。

初夏は花の蕾が夕方満開の「咲きいそぎ」
冬はわらのお宿でゆっくり咲いているような静かな風情。

 

 冬牡丹 手をあたたむる 茶碗かな  才麿

 

 ひうひうと 風は空ゆく 冬ぼたん  鬼貫

 

 冬牡丹 千鳥よ雪の ほととぎす  芭蕉



23年前の午前5時46分、
その日から毎日平穏無事であることが希有と知り、
無事な一日を感謝するようになりました。
これからも いつまでも。

店主






平成30年 1月17日(水)

霜だたみ
そんな庭でサクサクと、霜ふみしめて朝草刈り。
草もなんでもあなどってはいけません。
しっかり伸びています。

                        くちは
 霜踏んで 跡に見えたる 朽葉かな  杉風


椿も立春の頃までお休みのようで、
これは濃いピンクの花が咲きます。




BALLET STUDIO ECO の発表会へ。
構成・振付・演出・指導…I.N.女史、全てお一人で。 エライ!。
企画・力仕事・時々接客・送迎…店主。 力不足! スマナイ。

いつも見事ですが、
今回は、先生のフィナーレ前の
「シルビアより パ・ド・ドゥ」 ステキでした。

忙しく、第二部前に到着でき、しばし楽しい時をすごせ、感謝。




最近写真がボヤケ申し訳けありません。
手がふるえるのではなく、不器用で押す力が強すぎるようです。

店主






平成30年 1月16日(火)

どんど
左義長、どんどん焼、飾り焚。
小正月の行事。

木や竹を組んで、松や 注連飾 しめかざり をゆわえて焼き、
この煙にのってお正月様は帰るそうです。
早くもまた来年もよろしくです。

 

 どんど焼き どんどと雪の 降りにけり  一茶

 



スタッフの初市のPOPと発表会への五言絶句。

もともと字は上手く、高齢者大学で書を学び
さらに見事となりました。
店内がぴしっとひきしまります。

私は書も絵もからきしですが、観るのは好きです。


杜甫の

  今日翔麟馬  先宜駕鼓車

 

  無勞問河北  諸將角榮華


とあります。

ゆっくりかみしめて意味をきかなくては。


本日も心豊かにくらしましょう。

店主






平成30年 1月15日(月)

 えびすこう
恵比須講

                       えびす
  まな板に 小判投げけり 夷講  其角


陰暦十月二十日、えびすを祭る行事。
日は正月十日、二十日と地方によりいろいろで
我町にも神社があります。

今年から第2土・日えびすになりました。
寒中おまいりして二礼二拝一礼。
ボランティアの準備( のぼり も500本近くたてます)や
人出などいろんな事情があります。

書く手もちぢかむ、今朝は小正月。
松の内は女性が忙しく、年礼の始として「女正月」とも。

 

 松とりて 世ごころ楽し 小正月  几薫

 

正月飾りも神社に納め、一月の第二ステージですね。

店主



平成30年 1月14日(日)

 しくんし
四君子

愛知県砥部焼の角壺。
蘭、竹、菊、梅があたたかく焼かれて、地色も良い色です。

気品ある四つの花と木。
日本画や掛軸では、この構図を学ぶと
筆のすべての動きが身につくといわれます。


本日も記録更新の-6℃。
センター試験の皆様の安全と実力発揮を祈ります。


本日も春の句を。
庭の梅のつぼみも小さく固くですが、力強くあります。

 梅一輪 一輪ほどの 暖かさ  嵐雪

 

 春もやや けしきととのふ 月と梅  芭蕉

 

 あったかくして暮らしましょう。

店主





平成30年 1月13日(土)

   ひとりしずか
桃と一人静

外気は-4℃。今年一番でも、空は冴えて雲一つありません。

クリスマスローズがきれいに開花したので、
花ももの苗木と一人静の苗。

小部屋は昼間温室状態なので、旨く咲く過程を楽しめればと。
太陽光が気になりますが、春へのひそかなこころみです。

散歩の犬もあったかそうな服を着て、少々過保護気味。
思いが通じたのか「バクダン」低気圧の予報なくなりました。

あったかい句おくります。

 老が世に 桃太郎も出よ 桃の花  一茶

 

 雪の降る 山を見てゐる 桃の花  福田甲子雄

 

 桃咲いて 風は素足で 歩きけり  平井照敏

店主



平成30年 1月12日(金)

はつごおり
初 氷

見る初めての氷。
初雪のほうが早かったような。
平野に住んでいるせいかもしれません。

毎日の一枝。庭の花も凍っています。
「バクダン」低気圧で寒い日がつづきます。
せめて「最強低気圧」ぐらいの表現で
「バクダン」のネーミングはいただけません。

 かみすき
 紙漉の すき残してや 初氷  巴静

 


氷で遊んだ頃、手はいつもしもやけでした。
子供心に初氷はハッとする驚きでした。
その下に生き物が動くさまは、はるかに喜びの驚きでした。

寒い日もいつも元気に暮らしましょう。

 

  霜焼の 耳美しき 燈下かな  中西正史

店主





平成30年 1月11日(木)

   いちご
冬の苺

最近は温床で、静岡県の石垣いちごが有名です。
二月から四月に出荷される世界No.1のいちご。

お正月から成人式に、お客様からいただく品の一つ。
いつもありがたく、心から感謝しています。



今朝も寒く、めざめのコーヒーも、お茶のように
器をあたためないとすぐ中くらいの温度になるくらい。

苺と同じように冬の牡丹もあるようで、
品種改良の賜物でしょうか、寒牡丹。
神戸相楽園で見頃のようです。

 

 日のさして力ゆるみぬ寒牡丹  新倉一光

 

  思ひ出や苺が乳に混るとき  軽部鳥頭子



午前7時、夜明けです。

店主





平成30年 1月10日(水)

かんつばき
寒 椿

新学期が始まって、ランドセルと両手に手さげ袋の小学生。
「おはよう」と、今日も元気に小寒の朝。

つぼみも少しふくらんで、数えきれないほどの寒椿。
となりの侘助も、また、たくさんの蕾。
この生命力があればこそ
花の形をそのままとどめて落花するのかも。


成人式が無事につつがなく、和室は「絹の海」。
お手入れをちゃんと。 きれいにします。

 よはひ
齢にも 艶というもの 寒椿  後藤比奈夫

 

  寒椿 落ちたるほかに 塵もなし  篠田悌二郎

店主



平成30年 1月9日(火)

ひとりしずか  ふたりしずか
一人静、  二人静

どちらもセンリョウ科の野草で、山野の日陰に咲きます。
ひっそりと人知れず咲く風情のある花。

二人静は 早乙女花 さおとめばな と日本情緒のあふれる名でも呼ばれ
謡曲の「二人静」からその名が生れています。

春の花で、和三盆糖を使ったお干菓子として初釜に登場します。
サトウキビからつくる古来の和三盆は、
上品な甘さが口の中にあふれます。

 

  きみが名か 一人静と いひにけり  室生 犀星

 

  そよぎつつ 二人静の 一つの穂  上井萩女





クリスマスローズ 咲きに、咲いています。
うれしい事を待つのは、この上なく暮らしに
あたたかく色をそえてくれます。

店主





平成30年 1月8日(月)  成人の日

ふくじゅそう
福寿草

元旦草ともいわれ、名の縁起のよさと
あたたかくかたまって咲く黄金色が
正月にふさわしい花です。

                つぼみ
  ひともとは かたき莟や ふく寿草  召波


だれの句かいつもでてくる

  福寿草 家族のごとく かたまれり




スタッフは早朝からの着付と写真、チームワーク良し。
新成人の皆様の美しく輝く日々。
北山杉のようにまっすぐなあゆみを願わずにはいられません。

「一笑一少、一怒一老」の諺のごとく
どうぞ笑顔をわすれずに。

店主





平成30年 1月7日(日) 

空よ

朝も昼も夕方も、よく見上げます、空を。

雲はよく動き、表情は私より豊かで澄んだ空。
冴えわたる冬の空に深呼吸。


今日、明日、二日間 成人式。
気を引きしめて、門出をスタッフ全員でお祝いします。

 成人の 振る袖ながき 命かな  竹中剛二

 


お母さんの振袖を着る方がふえました。

きものは昔から母から娘へ、そして孫へとうけつぐものでした。
そんな、きもの文化をつづけていこうと、使命感みたいに。
大げさかもしれませんが、そんな気持ちでいます。



冬の空 2つ贈ります。
あなたへ、ご成人の皆様へ。

店主





平成30年 1月6日(土) 

かん
寒の入

今年は2月3日の節分(立春の前日)まで、約一ヶ月。
小寒 十五日、大寒 十五日 とつづきます。

週末の成人式が寒さはいたしかたなく、
雨、雪になりませんように、準備怠りなく。

 

 きびきびと 万物寒に 入りにけり  富安風生

 

クリスマスローズ、咲いてきました。蕾も2つ、3つ。
成人式の日に受付にでも置いてお迎えしましょう。

庭の木々の冬芽も雪間の草も、しっかり春をみすえています。
今日もきびきび動きます。

店主



平成30年 1月5日(金) 

かざはな
風 花


晴天なのにちらつく雪がありました。
南天はこの冬一番の 紅色 くれない

 

 風花の 舞ふは青空 消えしより  高木晴子

 

 実南天 二段に垂れて 真赤かな  富安風生

 


今年一番のフォトは、七・五・三のご家族。
昨年は、ポルトガルのご夫婦の紋付と振袖。
うれしい出会いです。


新しい手づくりの photo。
人気がでてきました。

これも重ねてうれしい初市がつづきます。


平穏無事な一日を。

店主





平成30年 1月4日(木) 

はつはじめ
初 ・ 始

新年となり「はじめて」の事がめじろおし。

 

 母のため 椅子運びきて 初写真  三野芒子

 

 百ばかり 年といふ字を 初硯  園女

 

 初釜の 二人静といふ 和菓子  山本令夏

 

千利休が「わび」の句として掲げた

 花をのみ 待つらむ人に 山里の

  雪間の草の 春を見せばや    「新古今和歌集」藤原家隆 

 

ポストカードは洋画家 中川一政。

 

 藍のしみとおりし草履染始  鷲野蘭生

 

今朝の月、初満月かもしれません。
初市二日目です。

店主





平成30年 1月3日(水) 

はつぞら
初 空


啄木の
「何となく 今年はよい事あるごとし 
元旦の朝晴れて 風無し」  

そんなふうに朝を迎え

                 かがや
 初空や 一片の雲 耀きて  日野草城

 


本日より「初市」、創業60周年のスタートです。
お店開店の昭和33年は、現天皇のご婚約の年。
新年号の発表は平成31年。
啄木の歌のように時代がかわりますように。




フランス刺繍の「寿」、いのちながくとも読みます。

 

Together with the Kimono & Photography love.

毎日を「あかるく、あせらず、あきらめず」、
「日々精進」、「日々平安」」の朝を迎えたいですね。

店主





平成30年 1月2日(火) 

鶴・羽子板

冬中を日本ですごし、春になると北へ帰ります。
冬景色の中の鶴は美しく、まさに瑞鳥です。

◎鶴の写真「日本歳時記」より  

 

 天に鶴 満ちて鶴より 他はなき  辺見京子

 

 



羽子板で戯れたのは遠い昔、今は正月飾りとして。

 

 羽子板や 唯にめでたき うらおもて  嵐雪

 


新年がしずかに始まり、
冬芽もしっかり呼吸しています。

 

店主





平成30年 1月1日(月) 元旦

賀春
めぐりきて戌

ご健康とご多幸を 合わせて 平穏な一年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。

本年も「風だより」でお会いできますようよろしくお願いいたします。


   平成30年 五福舞い込む 初市は 

1月3日(水) 午前9時  オープンです!

店主




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