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平成30年1月 >>>

 風だよりでは、四季折々のほっこり心温まる話題をお届けします。
平成30年 2月21日(水)

梅に鶯
百花にさきがけいちばんに咲く頃の梅。
今年は毎日、朝の蕾は動きません。

当然、鶯のけはいもなしの庭。
野鳥は元気に枝をとびかいます。

 鶯の 身をさかさまに 初音かな    其角


定休日の朝、二月もあとわずか。
「心静かに 弥生三月を迎えたいなあ」

こんな風だよりとなり、一日肩の力をぬいて暮らします。
お元気で。

店主



平成30年 2月20日(火)

桃の芽
花は今しばらくで

「三月三日はうらうらとのどかに照りたる。

桃の花の、いま咲きはじむる。」   枕草子

左上に小さく芽ぶいて、
となりはフィナーレのクリスマスローズ。


香雪美術館には、素晴しい「しだれ桃」の木があります。
すぐとなりの「弓弦羽神社」には、いつも多い絵馬が
掛けおさめでいないほどあるようです。

3月からの春の特別展をかねて出かけましょう。



ディスプレイを中から撮ってみました。
もうすぐですね 春が早あしでやってきます。

 

 桜より 桃にしたしき 小家かな    蕪村

 

 桃の花 活くるうすべり 敷きにけり   皆吉爽雨

 

店主





平成30年 2月19日(月)

アゼリア
オランダつつじ。
八重の花があふれるように咲きます。
温室で大切に育てられたようで、寒さは苦手のようです。

いただきました 季節の花。
かの人からではなく、親切ないつもの薬局で。
ご主人が担当のようで、奥様は観賞するだけ。
決して干渉しないのが円満の秘訣のようです。


庭のあちこちに萌え出る草と木の芽。
若草とともに古草も冬をこえて、まじってともに元気です。

 つちくれ
土塊を 一つ動かし 物芽出づ    虚子

 

 古草も またひと雨に よみがへり   高浜年尾

店主



平成30年 2月18日(日)

 ばら
薔薇の芽

梅、牡丹につづき動きだしました、ばらの芽。
花便りの季節も近くにきています。

体感の寒さも気温より下まわって暮らしやすく
動きも活発です。
どうぞ元気な一日を 本日も。

 

 薔薇の芽が 紅しネクタイ 替えてみる    小田切輝雄

 

 ゆるがせに あるとは見えぬ 牡丹の芽   後藤夜半

 

店主



平成30年 2月17日(土)

うぐいすもち
鶯 餅

いつもの和菓子屋さんに登場。
黄粉 きなこ をまぶしてふっくらの形と色がどことなく似ています。

 

 すきずきに うぐひす餅と 桜餅    松本梓

 

 めづらしく 雪となりけり 鶯餅    浅生田圭史


次はわらび、草、桜、椿餅まで、風流な創作意欲あり
こんなところも日本の素晴らしさなのかも知れません。


庭の松の緑がきれいにさえています。

 閑座聴松風  かんざしてしょうふうをきく

 

前に立ちどまり、はく息は白く、風は頬に冷たい春待の朝。
本日も元気にスタートしましょう。


ディスプレイ 入・卒シーンとなりました。

店主





平成30年 2月16日(金)

春一番
急に気温が上がった日、吹きました春一番。
南寄りの強い風は春を呼ぶと、島の漁師たちがつけた風の名。
東風 こち 時化 しけ の予兆。

春疾風 はるはやて 黒北風 くろぎた 黒南風 くろはえ など海で生きる漁師さんの
風への思いがそのまま生活の中に言葉として残っています。


春一番が吹いて美しい夕方の空。
日もながくなり、飛行機雲が一つ。

 

 春一番 海女連れだちて 道濡らす    黒杉多佳史

 くろぎた       やしろ
 黒北風や 家も社も 海を向き    吉田藤治

 

 


一人静 成長して背が3倍に伸びて
四つの葉がさえています。

店主





平成30年 2月15日(木)

いまがわやき
今川焼

関東は今川で関西は回転、道の駅「淡河」は黄金焼。
とてもうまく、行けば必ず買います。

主は農家で作った米粉で焼きます。
野菜、苺もつくるようで、今年は野菜の成長がおそく
ビニールハウスも一枚では足りないとの事。
水やり(井戸かも)も氷ってたいへんのようです。


春風恋しき朝。
今日から少しあたたかくなりそうな予報。
どうぞつづきますように。


神田今川橋の小店で売りだしたので今川焼とか。
桶狭間 おけはざま 合戦」をもじって「たちまち焼ける今川焼」が
宣伝文句でよく売れたようです。



こんな句もありました

 今川焼 恩は返せぬ ものとこそ    永井東門居

店主





平成30年 2月14日(水)

奈良漬
奈良へ行けば必ず奈良漬を。
なぜか奈良漬だけは、奈良のおいしい品のみと決めています。

歯の工事がおわり、パリポリできるのが
こんなに嬉しいことかと実感至極。
スタッフに習い、一日三回歯もみがいています。
どんな事でも「おそまきながら」はないと思いながら
毎日つづきます。

梅だよりもチラホラ。
もうすぐ 東風 こち が春をつれてきます。

 

 こちふかば にほいおこせよ 梅の花

   あるじなしとて 春を忘るな     菅原道真


少女の愛らしいうなじがうかびます。

 東風吹くや 耳現はるゝ うない髪  杉田久女

店主



平成30年 2月13日(火)

春光

「長いトンネルをぬけるとそこは雪国だった。」は川端康成で
「真冬より寒い日がつづきますが、
この短いトンネルのむこうは春景色。 雪解 ゆきげ 川。」

 

 春光を しづめて蒼き 氷河かな  三宅一鳴

 

 村ぢゅうの 畦あらはるる 雪解かな  長谷川櫂

 

 

小部屋には、まだ二つあるクリスマスローズの蕾。
二つ咲いた一人静。
咲きつづけている庭の椿と山茶花。

花の三重奏で、あたたかな朝のはじまりです。

店主





平成30年 2月12日(月)

しゅんでい
春 泥


きのうからの雨で、まるで秋の霧のような庭の木々。
はるの雨で道はんぬかるんでいます。

 

 春泥の 光るところを 大股に  神蛇広

 

 春泥や 石と思ひし 雀とび  佐野良太

 

 

四枚の葉がきれいにつやつやして、穂状の白い花。
日本情緒あり。

もう一つ咲きそうです。
風だよりならぬ 花だより。


本日も良い日でありますように。

店主





平成30年 2月11日(日) 建国記念の日

しらすぼし
白子干

ちりめんじゃ子。毎朝食卓にあります。
今年は野菜と同じく高値とか。
夕食の時は大根おろし付になります。

卓上の白と卵の黄色にコーヒー色。
朝の三原色で元気アップします。

 

 白子干し 朝日に干して 納めけり  松崎鉄之介

 

 

節のある紫色の くき がまっすぐ伸びて、
一つ咲きました 一人静。

よわよわしく見えますが、根は強く広くはるようで
二つ三つの開花、早春の花の開花だよりを
しばらく一緒におつきあいください。

 

         ふ
一人静 殖えてしづかに 咲き揃ふ   山田みづえ

店主





平成30年 2月10日(土)

メロンパン
メロンは入ってないけど、表面がマスクメロンに似ている
日本発祥の菓子パン。
作ったのは日本にいた外国の人かもしれません。


須磨の海岸べりにある「ナナ・ファーム」 にある専門店。
おしゃれで、いつもつい買ってしまい、お気に入りです。

ここは兵庫県の農・畜・海産物が産地直送で一堂にそろい
ここだけは、私が率先してご一緒します。

近くの離宮公園に立ち寄れば、季節の花も楽しめます。
海を見ていると、しばし心和む時をすごせ、これも良し。

お近くのあなた 出かけてみてください。
そう 水族館のすぐ近くです。

 

―  そら んじたい俳句88より ―

 ゆきげ
 雪解川 名山けづる 響かな  前田普羅


日本アルプスが連なる谷間の春がおもいうかびます。

店主





平成30年 2月9日(金)

山の臘梅

風雪に耐えて幹は細く、しかし空に向かって高くのびています。
庭木とはちがう美しさがそこにあります。
雪にもまけません。


 臘梅や 雪うち透す 枝のたけ  芥川龍之介

 


桧、あすなろ、大王松……。
山にある木々はたくましく見えます。

庭の老梅はこの寒さでじっとしています。
もう少し待ちましょう。


 梅一輪 一輪ほどの 暖かさ  嵐雪

 


あったかくして週末をおすごしください。
創業祭7日目 スタートします。
千客萬来。


店主





平成30年 2月8日(木)

うさぎ


冬より冬らしい早春の山へ。
初夏のウオーキングにあったいのししの穴もなく
雪が残る凍った池が松ごしに。

小屋に小ぶりに雪兎のように体をよせています。
水道のまわりは氷の山。


 雪原の一兎雪原の先に出づ   高田貴霜

 



一月は少しフンパツして朝のコーヒーをブルマンに。
旨くもまろやかすぎて、二月からは安いレギュラーとなり
少しの苦味がめざめを良くしてくれます。

お茶もそうですが、毎日のむのは高級品でなく
一番売れているのが良いようです。


めざめしっかりスタートの朝。
皆様も毎日元気な朝の始まりの工夫を いかがですか。

店主





平成30年 2月7日(水)

よかん
余寒

というより続寒の朝。
春は一進一退しながらが常なのに、一歩も進みませんね。

うれしいのは二杯目が夜明けのコーヒーとなり、
目ざめの一杯目は奈良のお水とりの頃かもしれません。


 水に落ちし 椿の氷る 余寒かな   几菫

 

「余寒、残雪、梅、鶯」一歩一歩すすんでほしい春。
庭の椿はここにきて、また蕾が増えています。

花も葉も氷っていますが、強い生命力に肩を押されて
本日もはじまります。

店主



平成30年 2月6日(火)

銀装のカステラ
春来しことを告げるように、土からもっこり花芽の ふき とう
ほろにがい風味もよし。
会いに里山へでかけましょう。


 ちり
 塵取りに 入れて戻りぬ 蕗の薹   鈴鹿野風呂

 

今年2回目の「うれしくも」のカステラ。
大阪生れ育ちの人は、カステラといえば「銀装」。
私は三木生れで神戸育ちですが銀装。

昭和27年 文明堂からの、のれん分けで創業。
日もちの短い高級品を「紙の缶詰」の包装技法で
庶民にも手のとどく品にします。

あっさりとしてお気に入りです、大阪生れのひと。

店主



平成30年 2月5日(月)

ひとりしずか
一人静の新芽

立春の声がきこえたのか、陽のながさを感じたのか
小さな芽が二つ。
私の仕事部屋にあります。

見えますか、数cm まえとうしろに。
楽しみがまた一つ。

 

 逢ひがたく逢ひ得し一人静かな   後藤夜半

 

眉掃草 まゆはきそう とも呼ばれ、しとやかな花が春半ばに咲きます。




池田遙邨 「風にふかれて山頭火」より

雪へ雪ふるしづけさにをる
  山頭火

 

寒い春とあったかい春、二つのシーンの中にいる私。
本日もこけないように気持ちをひきしめてスタートです。

店主





平成30年 2月4日(日)

立春大吉

まだ冬の気配の中に、早春を感じる日ももうすぐ。

 

 ちぐはぐの 下駄から春は たちにけり   一茶

 

嵯峨野「落柿舎」。
以前にもご紹介したかもの、
芭蕉の高弟 向井去来の遺跡です。

名の由来の
「庭の柿の木 四十本の実が一夜のうちにおちつくした」の
木もまだ三本あり、樹齢三百年とか。

二つの 藁葺 わらぶき きの庵。裏戸も開いて日がさしています。
静かです。

秋・冬にはハガキのような風景に出会えるかも。


久しぶりに

 およ 
凡そ天下に去来ほどの

                    まい
        小さき墓に詣りけり
  虚子

 

どこかに小さな春をみつけながら暮らしましょう。
本日もお元気で。

店主







平成30年 2月3日(土)

節分
ということで明日から暦の上では春。
「春」は名のみ」でも春。
気分一新の朝とすべく、
末富の「福豆」を撒かずにいただきましょう。

 三つ子さへ かりりかりりや 年の豆   一茶

 

こんなところに氷柱。
寒い春から 早くあたたかい春になりますよう。

 御仏の 御鼻の先へ つららかな  一茶

一茶の句はどれも和みます。

創業60周年「大年輪祭」
2日目、笑顔でスタートです。

店主



平成30年 2月2日(金)

橘の実

二尊院 本堂の前にあります。

実ははじめてで、初夏の花もまだですが、
日本固有のカンキツで、家紋にも用いられています。
常の緑が「永遠」を表しているとか。

御所の「右近橘 左近桜」は有名ですね。




もう一つこれもはじめて。
庭木の王様「もっこく」がすぐそばに見事に。

四季のある国に生れて良かったと、今日のスタートです。

 

 

 青き葉の 添ふ橘の 実の割かれ   日野草城

 

 人にあふも 花のたちばなの 香にあふも   山口青邨

 

店主





平成30年 2月1日(木)

二月
初花月、如月。
月はじめに立春となります。
実際は一段と寒気のきびしい週です。



早目に出発して仕事をおえ、小倉山へ。

嵐山あたりは多くの人ですが、
ここは道が細く大型バスが入れません。
冬の京都が静かにあじわえます。

屋根に雪を残す二尊院。
紅葉も桜も小さな冬芽ですが、シーンとして苔美しく。

二月もご一緒に元気に暮らしましょう。

 

 林中に 竹生えてゐる 二月かな   太田鴻村

 

 雪の上に 二月の雨の 降りにけり   石原舟月

店主





平成30年 1月31日(水)

大年輪祭
去年から早く咲きはじめた侘助も一月でフィナーレのように
一つ二つ三つ控え目に、よりらしく咲いています。

昭和33年創業のお店は60周年、店主になって30周年。
父と母の呉服屋さんが、今はレンタル、スタジオまで。
時代の変化をつくづく感じます。

二人がいそしんで 生業 なりわい としたきものを
これからも大切に受けついでいきます。

明日から二月。
良い訪れとなりますよう心より願っています。


一月の しめ は、長く楽しませてくれたことに敬意を表して

                     かす
 侘助の 落つる音こそ 幽かなれ   相生垣瓜人

店主



平成30年 1月30日(火)

はるとなり
春 隣

春遠からじですが、その温もりは遠きような朝、
氷点下がつづきます。

 

 叱られて 目をつぶる猫 春隣   久保田万太郎

 

  雪がとけてきた ほんの少しだけど
私の胸の中に のこりそうな雪だった
灰色の雲が 私に教えてくれた
明るい陽ざしがが すぐそこにきていると  リフレイン

 山崎唯 作詞・作曲「白い想い出」  

1月もあと2日。
二月は創業60周年の年輪祭開催。
今日からちゃんと準備して、感謝をこめてお客様を迎えます。
どうどご自愛の上、元気におすごしください。

店主



平成30年 1月29日(月)

福豆
いただきました。うれしくも京都・末富の「福豆」。
いつも元気 パワフルで魅力的。
きものと日本文化をこよなく愛するひと。

桝を包む掛紙は、日本画の池田遙邨筆の宝舟の図。

 

 なかきよの とおのねふりの みなめさめ

 

     なみのり ふねの おとのよきかな



「永き世の 遠の眠りの みな目ざめ
        波乗り船の 音のよきかな」

室町時代からつづく回文歌。
前から後ろから読んでも同じ文のお芽出度い歌です。

「初夢」「宝船」はこの歌をシンプルにしたものとか。
解釈はいろいろありで、自分流に読み上げました。

良いことありそうな朝のはじまりです。

 

           りり     ます
 小さなる 凛々しき桝の 年の豆   後藤夜半

 

店主





平成30年 1月28日(日)

ゆきげしき
雪景色

うっすらと庭一面に、朝日にキラキラと輝きます。

ボンネットの雪がフロントに舞うなか、ゆっくりとお店へ。

 

                   かしわ
 葉のついて ゐるのは柏 雪の原   高木晴子

 

 「雪がふってきた  ほんの少しだけど
私の胸の中に つもりそうな雪だった」

ダークダックスのコーラス こんな歌ありましたね。

 

 くろもじに 粉雪かかりて みづみづし   富安風生

 



あったかくして、足にも力をこめて暮らします。
一月もあとわずか、春風恋しき朝がはじまりました。

店主





平成30年 1月27日(土)

冬深し

冷たいより頬いたく 胸はギュッとしまるような朝。

 

 冬深き 志野の湯呑の 肌ざはり   大場美夜子

 

今日は鯛焼のあったかいおやつほしいですね。

 

 鯛焼の まず尾の餡を たしかめし   能村登四郎

 



みずみずしい「苺」おくります。  竹村良子(リトグラフ)

ビタミンCをとって、インフルエンザはスルーします。
ここしばらくは寒さと一緒に暮らしましょう。

店主





平成30年 1月26日(金)

つめた
  冷し

立春が近づくにつれ朝日が日毎早くのぼる気がします。
朝食後7時すぎ「ちめたい」、「爪痛し」からとか。
強い寒気ながら、寒いよりも ちめたい朝。


この句いいですね

                        わ
 踊り子は 掌の冷たきを 詫びて云ふ   西東三鬼

           な
 手で顔を 撫づれば鼻の 冷たさよ   虚子

 


入りくんだ道の空地にあらわれた臘梅の古木。
五分咲き、冬の終わりに咲く花に、又出会いました。

 

 臘梅の 花みな濡れて ゐるやうな   長谷川櫂

店主






平成30年 1月25日(木)

みぞれ
 
初雪、終雪のころ、みぞるる雨と雪。

庭にない花がここならあるかもと 円照寺。
加古川ですぐ近く。

門柱に「2月まで花はお休み」 「どうぞご自由にご覧ください」
「はい」としばし散策。

「世界一美しいツバキ」 二番目もありましたが、
これは「公的なのか 私的なのか」どちらも蕾で判別できず。
2月に確認しましょう。
うちの椿は Only One です。

たくさんのクリスマスローズももうすぐ満開のようです。



ひとっこ一人会わずに、たんぼの中の「花の寺」
ご住職には、次 会えるかも。
ちゃんと手入れの庭でした。

 

 朝みぞれ 夕みぞれとて さやぐ木よ  細谷源二

 

枕草子に

             あられ
 降るものは雪。霰。

 霙は憎けれど、白き雪のまじりて降る、をかし。

 

そんな一日。
日々平安を祈り暮らします。

店主








平成30年 1月24日(水)

早春賦
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
立春の後の歌かもしれませんね。

関東は四年ぶりの大雪。「雪は豊年の しるし 」といわれますが、
積雪20cmで混乱ではいたしかたなく。
人事ではありません、備えを怠りなく。

凍った道にはペンギン歩きがむいているようで
覚えておきましょう。

雨にぬれている梅の木、雨はもうすぐあがりそうです。

 せつご                    あかりんご
 雪後の天 いきいきと掌の 紅林檎  角川源義 

店主




平成30年 1月23日(火)

ふゆつ
冬尽く
2階の出窓に見える木の無数のあおい実が1つもありません。
でも毎日、野鳥が飛んできます。

「冬の名残」は惜しまれず、すぎていくようで。
大寒の関西は少しだけ過ごしやすそうな気配。


寒椿、一つ咲きました。
うしろの梅の蕾もふえています。

椿はゆっくりと一つ一つ咲いていきます。
つぼみがまわりにたくさんあるのに、
これ一つだけ立派に咲いています。


「あっ」鳥が一羽 木にとまります。
細い枝がゆれています。

本日もお元気で。

 

 雨にうたす 植木一鉢 冬終る  村山古郷

 

店主






平成30年 1月22日(月)

 あす  はる
明日の春

夜明けが早くなったのを実感の朝。
日脚も伸び春待つ日がつづきます。

クリスマスローズ 立派に開花。、その数10。
一人静は動きなしですがきっと、もうすぐ。

 

         はやま
 六甲の 端山に遊び 春隣  高浜年尾

 

 年々に 春待つこゝろ こまやかに  下田実花

 

 

スタッフの作品展をひと時。
生涯大学友会の皆様の力作がならびます。


本日もお客様との出会いが楽しみです。
かぜ ひいてませんか。

 

店主






平成30年 1月21日(日)

だいかん
大 寒

部屋に入ると臘梅の芳香がたちこめています。
少し濃い、しゃんとする朝の香で心もめざめます。

明日から寒気ももどるようで、寒稽古ならぬ寒仕事。
終りの頃には梅の便りもとどくかもの春待時。

淡路の水仙は満開のようです。
いつもの道の駅にも卓上に美しく。

庭の東南 くすの木の下の水仙、何が運んできたのでしょう。
開花予想は立春頃と毎日成長をみまもって…
黄色が咲きます。


朝の空に早春の気を感じて、一日のスタートです。

 

 盛花の 中に高さや 水仙花  田中王城

 

 水仙の 花のうしろの 蕾かな  星野立子

 

店主






平成30年 1月20日(土)

ろうばい
臘梅
おとなりの庭の花の名前、わかりました。

香気ある花が枝に下向きに咲き、 外側の花弁は
黄色がうすく半透明で、ろうを引いた細工にみえてこの名前。

紫色のおしべが花弁の内側にあります。
梅ではない臘梅。

奥様に三枝をいただき、壺にいつものように投げ入れます。
一輪の花が心にしみ入る朝です。


新しい命に感動するのは、
命にかぎりのある事が明らかにわかる歳になったからで、
それは、わびしい、さびしい事ではなく
「新鮮な出会いや驚きがつぎつぎとあるなあ」
そんなことを思いながらお仕事始まります。

 

 臘梅の 咲きうつむくを 勢いとす  皆吉爽雨

 

 臘梅の つやを映しぬ 薄氷  増田龍雨

 

店主






平成30年 1月19日(金)

かすみ


春はかすみで秋は霧。
数日の温かさで、春かしらのようにまわり一面もやっています。

今はNGの焚火。
風もなく人影もなく(?)でしたので、ほんの一枝二枝の焚火。
じっと見ていると、なぜか心が落ちつきます。


霞につつまれるように、静かに一日が始まろうとしています。


となりの小さなかわいい黄色の花。
お会いしたら聞いてみましょう。


       ほのを
 青空に 焔吸はるゝ 焚火かな  日野草城

 

店主






平成30年 1月18日(木)

ふゆぼたん
冬牡丹

わら の霜囲いの中の華王。
初夏の代表的な花の蕾を春につみ、真冬に咲かせるとか。
日本人の器用さと風流のこころみです。

初夏は花の蕾が夕方満開の「咲きいそぎ」
冬はわらのお宿でゆっくり咲いているような静かな風情。

 

 冬牡丹 手をあたたむる 茶碗かな  才麿

 

 ひうひうと 風は空ゆく 冬ぼたん  鬼貫

 

 冬牡丹 千鳥よ雪の ほととぎす  芭蕉



23年前の午前5時46分、
その日から毎日平穏無事であることが希有と知り、
無事な一日を感謝するようになりました。
これからも いつまでも。

店主






平成30年 1月17日(水)

霜だたみ
そんな庭でサクサクと、霜ふみしめて朝草刈り。
草もなんでもあなどってはいけません。
しっかり伸びています。

                        くちは
 霜踏んで 跡に見えたる 朽葉かな  杉風


椿も立春の頃までお休みのようで、
これは濃いピンクの花が咲きます。




BALLET STUDIO ECO の発表会へ。
構成・振付・演出・指導…I.N.女史、全てお一人で。 エライ!。
企画・力仕事・時々接客・送迎…店主。 力不足! スマナイ。

いつも見事ですが、
今回は、先生のフィナーレ前の
「シルビアより パ・ド・ドゥ」 ステキでした。

忙しく、第二部前に到着でき、しばし楽しい時をすごせ、感謝。




最近写真がボヤケ申し訳けありません。
手がふるえるのではなく、不器用で押す力が強すぎるようです。

店主






平成30年 1月16日(火)

どんど
左義長、どんどん焼、飾り焚。
小正月の行事。

木や竹を組んで、松や 注連飾 しめかざり をゆわえて焼き、
この煙にのってお正月様は帰るそうです。
早くもまた来年もよろしくです。

 

 どんど焼き どんどと雪の 降りにけり  一茶

 



スタッフの初市のPOPと発表会への五言絶句。

もともと字は上手く、高齢者大学で書を学び
さらに見事となりました。
店内がぴしっとひきしまります。

私は書も絵もからきしですが、観るのは好きです。


杜甫の

  今日翔麟馬  先宜駕鼓車

 

  無勞問河北  諸將角榮華


とあります。

ゆっくりかみしめて意味をきかなくては。


本日も心豊かにくらしましょう。

店主






平成30年 1月15日(月)

 えびすこう
恵比須講

                       えびす
  まな板に 小判投げけり 夷講  其角


陰暦十月二十日、えびすを祭る行事。
日は正月十日、二十日と地方によりいろいろで
我町にも神社があります。

今年から第2土・日えびすになりました。
寒中おまいりして二礼二拝一礼。
ボランティアの準備( のぼり も500本近くたてます)や
人出などいろんな事情があります。

書く手もちぢかむ、今朝は小正月。
松の内は女性が忙しく、年礼の始として「女正月」とも。

 

 松とりて 世ごころ楽し 小正月  几薫

 

正月飾りも神社に納め、一月の第二ステージですね。

店主



平成30年 1月14日(日)

 しくんし
四君子

愛知県砥部焼の角壺。
蘭、竹、菊、梅があたたかく焼かれて、地色も良い色です。

気品ある四つの花と木。
日本画や掛軸では、この構図を学ぶと
筆のすべての動きが身につくといわれます。


本日も記録更新の-6℃。
センター試験の皆様の安全と実力発揮を祈ります。


本日も春の句を。
庭の梅のつぼみも小さく固くですが、力強くあります。

 梅一輪 一輪ほどの 暖かさ  嵐雪

 

 春もやや けしきととのふ 月と梅  芭蕉

 

 あったかくして暮らしましょう。

店主





平成30年 1月13日(土)

   ひとりしずか
桃と一人静

外気は-4℃。今年一番でも、空は冴えて雲一つありません。

クリスマスローズがきれいに開花したので、
花ももの苗木と一人静の苗。

小部屋は昼間温室状態なので、旨く咲く過程を楽しめればと。
太陽光が気になりますが、春へのひそかなこころみです。

散歩の犬もあったかそうな服を着て、少々過保護気味。
思いが通じたのか「バクダン」低気圧の予報なくなりました。

あったかい句おくります。

 老が世に 桃太郎も出よ 桃の花  一茶

 

 雪の降る 山を見てゐる 桃の花  福田甲子雄

 

 桃咲いて 風は素足で 歩きけり  平井照敏

店主



平成30年 1月12日(金)

はつごおり
初 氷

見る初めての氷。
初雪のほうが早かったような。
平野に住んでいるせいかもしれません。

毎日の一枝。庭の花も凍っています。
「バクダン」低気圧で寒い日がつづきます。
せめて「最強低気圧」ぐらいの表現で
「バクダン」のネーミングはいただけません。

 かみすき
 紙漉の すき残してや 初氷  巴静

 


氷で遊んだ頃、手はいつもしもやけでした。
子供心に初氷はハッとする驚きでした。
その下に生き物が動くさまは、はるかに喜びの驚きでした。

寒い日もいつも元気に暮らしましょう。

 

  霜焼の 耳美しき 燈下かな  中西正史

店主





平成30年 1月11日(木)

   いちご
冬の苺

最近は温床で、静岡県の石垣いちごが有名です。
二月から四月に出荷される世界No.1のいちご。

お正月から成人式に、お客様からいただく品の一つ。
いつもありがたく、心から感謝しています。



今朝も寒く、めざめのコーヒーも、お茶のように
器をあたためないとすぐ中くらいの温度になるくらい。

苺と同じように冬の牡丹もあるようで、
品種改良の賜物でしょうか、寒牡丹。
神戸相楽園で見頃のようです。

 

 日のさして力ゆるみぬ寒牡丹  新倉一光

 

  思ひ出や苺が乳に混るとき  軽部鳥頭子



午前7時、夜明けです。

店主





平成30年 1月10日(水)

かんつばき
寒 椿

新学期が始まって、ランドセルと両手に手さげ袋の小学生。
「おはよう」と、今日も元気に小寒の朝。

つぼみも少しふくらんで、数えきれないほどの寒椿。
となりの侘助も、また、たくさんの蕾。
この生命力があればこそ
花の形をそのままとどめて落花するのかも。


成人式が無事につつがなく、和室は「絹の海」。
お手入れをちゃんと。 きれいにします。

 よはひ
齢にも 艶というもの 寒椿  後藤比奈夫

 

  寒椿 落ちたるほかに 塵もなし  篠田悌二郎

店主



平成30年 1月9日(火)

ひとりしずか  ふたりしずか
一人静、  二人静

どちらもセンリョウ科の野草で、山野の日陰に咲きます。
ひっそりと人知れず咲く風情のある花。

二人静は 早乙女花 さおとめばな と日本情緒のあふれる名でも呼ばれ
謡曲の「二人静」からその名が生れています。

春の花で、和三盆糖を使ったお干菓子として初釜に登場します。
サトウキビからつくる古来の和三盆は、
上品な甘さが口の中にあふれます。

 

  きみが名か 一人静と いひにけり  室生 犀星

 

  そよぎつつ 二人静の 一つの穂  上井萩女





クリスマスローズ 咲きに、咲いています。
うれしい事を待つのは、この上なく暮らしに
あたたかく色をそえてくれます。

店主





平成30年 1月8日(月)  成人の日

ふくじゅそう
福寿草

元旦草ともいわれ、名の縁起のよさと
あたたかくかたまって咲く黄金色が
正月にふさわしい花です。

                つぼみ
  ひともとは かたき莟や ふく寿草  召波


だれの句かいつもでてくる

  福寿草 家族のごとく かたまれり




スタッフは早朝からの着付と写真、チームワーク良し。
新成人の皆様の美しく輝く日々。
北山杉のようにまっすぐなあゆみを願わずにはいられません。

「一笑一少、一怒一老」の諺のごとく
どうぞ笑顔をわすれずに。

店主





平成30年 1月7日(日) 

空よ

朝も昼も夕方も、よく見上げます、空を。

雲はよく動き、表情は私より豊かで澄んだ空。
冴えわたる冬の空に深呼吸。


今日、明日、二日間 成人式。
気を引きしめて、門出をスタッフ全員でお祝いします。

 成人の 振る袖ながき 命かな  竹中剛二

 


お母さんの振袖を着る方がふえました。

きものは昔から母から娘へ、そして孫へとうけつぐものでした。
そんな、きもの文化をつづけていこうと、使命感みたいに。
大げさかもしれませんが、そんな気持ちでいます。



冬の空 2つ贈ります。
あなたへ、ご成人の皆様へ。

店主





平成30年 1月6日(土) 

かん
寒の入

今年は2月3日の節分(立春の前日)まで、約一ヶ月。
小寒 十五日、大寒 十五日 とつづきます。

週末の成人式が寒さはいたしかたなく、
雨、雪になりませんように、準備怠りなく。

 

 きびきびと 万物寒に 入りにけり  富安風生

 

クリスマスローズ、咲いてきました。蕾も2つ、3つ。
成人式の日に受付にでも置いてお迎えしましょう。

庭の木々の冬芽も雪間の草も、しっかり春をみすえています。
今日もきびきび動きます。

店主



平成30年 1月5日(金) 

かざはな
風 花


晴天なのにちらつく雪がありました。
南天はこの冬一番の 紅色 くれない

 

 風花の 舞ふは青空 消えしより  高木晴子

 

 実南天 二段に垂れて 真赤かな  富安風生

 


今年一番のフォトは、七・五・三のご家族。
昨年は、ポルトガルのご夫婦の紋付と振袖。
うれしい出会いです。


新しい手づくりの photo。
人気がでてきました。

これも重ねてうれしい初市がつづきます。


平穏無事な一日を。

店主





平成30年 1月4日(木) 

はつはじめ
初 ・ 始

新年となり「はじめて」の事がめじろおし。

 

 母のため 椅子運びきて 初写真  三野芒子

 

 百ばかり 年といふ字を 初硯  園女

 

 初釜の 二人静といふ 和菓子  山本令夏

 

千利休が「わび」の句として掲げた

 花をのみ 待つらむ人に 山里の

  雪間の草の 春を見せばや    「新古今和歌集」藤原家隆 

 

ポストカードは洋画家 中川一政。

 

 藍のしみとおりし草履染始  鷲野蘭生

 

今朝の月、初満月かもしれません。
初市二日目です。

店主





平成30年 1月3日(水) 

はつぞら
初 空


啄木の
「何となく 今年はよい事あるごとし 
元旦の朝晴れて 風無し」  

そんなふうに朝を迎え

                 かがや
 初空や 一片の雲 耀きて  日野草城

 


本日より「初市」、創業60周年のスタートです。
お店開店の昭和33年は、現天皇のご婚約の年。
新年号の発表は平成31年。
啄木の歌のように時代がかわりますように。




フランス刺繍の「寿」、いのちながくとも読みます。

 

Together with the Kimono & Photography love.

毎日を「あかるく、あせらず、あきらめず」、
「日々精進」、「日々平安」」の朝を迎えたいですね。

店主





平成30年 1月2日(火) 

鶴・羽子板

冬中を日本ですごし、春になると北へ帰ります。
冬景色の中の鶴は美しく、まさに瑞鳥です。

◎鶴の写真「日本歳時記」より  

 

 天に鶴 満ちて鶴より 他はなき  辺見京子

 

 



羽子板で戯れたのは遠い昔、今は正月飾りとして。

 

 羽子板や 唯にめでたき うらおもて  嵐雪

 


新年がしずかに始まり、
冬芽もしっかり呼吸しています。

 

店主





平成30年 1月1日(月) 元旦

賀春
めぐりきて戌

ご健康とご多幸を 合わせて 平穏な一年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。

本年も「風だより」でお会いできますようよろしくお願いいたします。


   平成30年 五福舞い込む 初市は 

1月3日(水) 午前9時  オープンです!

店主




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