HOME | 竹中工房「風」トップ | 掛軸特集 | 歳時記 | 風だより

 





平成29年 8月 >>>

 風だよりでは、四季折々のほっこり心温まる話題をお届けします。
平成29年 9月24日(日)

秋の夕焼
夏のように力強くありません。
雲が刻々とかわりゆき、秋の風情。

 夕やけ小やけの 赤とんぼ

 とまっているよ 竿の先  詞 三木露風  曲 山田耕作

    つるべおと
そして釣瓶落しの夕暮となっていきます。
きもちもきりかえて秋仕度です。


「木犀」も小花がそろい芳香が強くなってきました。
このかおりは独特で、
子供の頃からなんとなく苦手ではあります。


  秋夕焼 映る路傍の 水またぐ
  猿山木魂

  釣瓶落し といへど光芒 しづかなり  水原秋櫻子

店主

平成29年 9月23日(土)秋分の日

秋分
一雨ごとに一日ごとに朝の温度がさがり
涼しくもあり少し寒さも。

秋の「夜長」がはじまります。
季節の変わり目こそ、ご自愛専一、健康第一で。


時々通る山道入口のお地蔵さん。
いつも野花がきれいにそなえてあり、停車して合掌。
お顔はわかりにくいほどで、
遠い昔、山林の時代からのようです。


秋彼岸は秋分の前後七日間。
「石榴」も熟して、
そのとなりには「山茶花」のかたい蕾があります。
めぐりますね季節が。


 少年の バッグに子犬 秋彼岸  八木林之助

 

 野花そえ 地蔵さまとも 秋彼岸  竹中合三

店主



平成29年 9月22日(金)

秋澄む

朝は大気がきれいで遠くもよく見えます。
近くもみんながよくみえる気がして、空青く、高く。

鳥や虫の声、葉のそよぎ、はっきり澄みわたります。
大きく深呼吸。
心が澄みわたる一日おくりたいですね。


 霧晴れて 岩場の修羅も 秋澄みぬ  内藤吐天




青森県の工芸士、大久保直次郎作「八幡駒」
鹿毛と栗毛 一対の郷土玩具。

鉈(なた)一本で仕上げます。
東北の玩具 いいですね。


本日から創業祭No.2 はじまります。

店主



平成29年 9月21日(木)

稲刈
お世話になっている畳屋さんに修理をお願いしたところ
「秋」がおわってからにしてほしいとのお願い。
「冬」ではなく、この秋は秋田刈ることです。

有名な酒米 山田錦はいましばらくしてからのようで
まわりは春の田植とともに農繁期。
稲も太陽が当たるとさらに黄金色に風にそよぎます。

実りの秋です。
この秋ひめたる私だけのもの実らせませんか。


 稲刈れば 小草に秋の 日のあたる  蕪村


 順礼や 稲刈るわざを 見て過る  子規

店主

平成29年 9月20日(水)

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)

梵語で赤い花。
彼岸の頃ハッと伸びて、パッと咲きます。
いつも決まって必ず。

秋の彼岸の入りで、二人して掃除にいきましょう。
あぜ道にもきっと咲いています。

 草川の そよりともせぬ 曼珠沙華  飯田蛇笏



早朝の草刈りもさわやかで、
よく秋の蝶に出会い、手をとめてしまいます。


皆様、本日も晴 お元気で。


 くたびれ
 草臥て 土にとまるや 秋の蝶  蓼太

 

店主



平成29年 9月19日(火)

肌寒
朝は大気が肌に少し寒々とあたります。

 肌寒や うすれ日のさす 窓障子  星野麦人



台風一過。日だまりに「天道虫(てんとうむし)」。
夏頑張って、草むらでゆっくり秋をすごしていたのに
雨と風でいたたまれずお出まし。
かわいらしい小虫でも、ありまきを食べる益虫です。



まぶしいほどの朝の太陽、本日も清々しく。
荻の花も風にうえっていますが、どんどん増えています。

 羽出すと 思へば飛びぬ 天道虫  虚子

 

店主



平成29年 9月18日(月)敬老の日

金木犀(きんもくせい)
いつもは香で気づくのですが
今年は朝の庭ぐるりでみつけます。小花がどんどん増え、
強い芳香があたり一帯にみなぎります。

 木犀や 日かげ澄みける 苔の上  水原秋櫻子


秋の蚊は雨にも風にもまけず

 音もなく来て残り蚊の強く刺す  沢木欣一


歯といえば完了を期待してまいりました。
キーン ガッガッガ、うがい、ガリガリ キーン、うがい
くり返すこと一時間余り、
なんと仮設工事のはじまりだったのです。

歯のケアーも毎日の継続ですね。
(言う資格はまったくありませんが)

店主

平成29年 9月17日(日)

秋の蝶
春も夏も庭をとびかいますが
秋の蝶は小さくてよく動きます。
日毎涼しくなるのか、ゆっくりとはしていません。

けなげに飛び、どこへ行くのか気がかりです。
傘を持つ手でぼやけていますが、萩の中に黄色のです。

 秋蝶の 驚きやすき つばさかな  原石鼎


春がクロッカスで秋のはサフランかもしれません。
よく似ています。

 サフランに土の爽涼あさゆうべ  飯田蛇笏


台風きています。
蝶のように列島をさっと行きすぎますよう。

店主

平成29年 9月16日(土)

初咲き
萩とクロッカスでしたか、この白い花。
今朝、花どきとなり「おっ」と小さく一声。
小さな感動があります。

昔はこんな自分ではなかったのに、
この「風だより」のおかげです。
かの人曰く「継続は力なり」。
五月から毎日、小部屋で「風だより」からはじまります。

新しい生活のシーンが一つ二つみえてきました。
明日も元気でお会いできますよう願っています。


歯の工事で2ヶ月。
ひょっとして明日めでたく終了かもと期待しています。


 低く垂れ その上に垂れ 萩の花  高野素十

店主



平成29年 9月15日(金)

薄(すすき)・芒(すすき)
青い芒が、秋の日々どんどん伸びています。
もうすぐ尾花が咲き、白くなり、秋風にゆらゆらと
お月見にはかかせない草の一つになります。

毎朝、車で聞くピアノコンチェルトも(作曲者には失礼ながら)
夏は耳ざわりでしたが、軽快に流れてきます。

週末に台風接近とか。
どうぞほどほどにお願いします。

 

 をりとりて はらりとおもき すすきかな  飯田蛇笏

 

 この辺の景色となってゆく芒  稲畑汀子



次の休みは、里山の野道へゆれるすすきを
さがしにでかけます。

店主


平成29年 9月14日(木)

黄金桃
アパレルの受注会へ。もう春夏コレクション。
商品の写真はNGなので、入口に飾られた花を贈ります。
久しぶりですね、これだけ美しいの。


となりの元気な果物屋さんで、
また来年と思っていたら 「たべ納め!黄金桃半額」の
POPにひかれおもわずお買上。

カンヅメ使われるのが多く、黄色い桃は珍しく
外は白桃でも、ちゃんと中は黄色でした。
やわらかく、それこそたべ納めの甘さです。

「なまものが半額」につられて買うのは
やはり男性のなすことで、
これからは相談してからにします。


本日も創業祭、晴れで良しのスタートです。



  白桃に 吉備路の空の 青さあり  沢木欣一

 

店主



平成29年 9月13日(水)

蛙の秋

 朴の葉に ころがる雨や 枝蛙  木津柳芽

秋より蛙は夏元気で、10℃以下になると冬眠します。
苔に水をやるせいか、かしこい蛙がすみかにしているようで
どうぞ冬眠まで過ごしてください。

「秋雨前線」と「台風」の季節。 最近は規準がかわったのか、
やたら注意報や警報が増えました。
竜巻情報まで。
気をつけるにこしたことはありませんが、
不安になりすぎないよう、準備は怠りなくですか。

そなえあればうれいなし。本日もお元気で。

店主

平成29年 9月12日(火)

鵙・百舌鳥
おそらく「もず」が店の屋上にすんでいるような。
見えますか?

時々、澄んだ秋の大気の中で キーイッ キーイッと
鳴いています。
親なのか子か、あまり遠くにいかず。
さえわたる秋の日、特にらしさを感じます。

 朝鵙に掃除 夕鵙に掃除かな  虚子


サトウハチロー 詩の「もずが枯木で」
教科書にあったような気がします。

 もずが枯木で 泣いている

おいらは藁(わら)を たたいてる

綿ひき車は おばあさん

コットン水車も まわってる


昨日のことは忘れても、昔のことってなんでふとでてくるのか。
不思議ですね。

店主


平成29年 9月11日(月)

柿の秋
今朝の食卓には無花果(いちじく)ですが、
もうすぐこちらもおめみえしそうです。
干柿も好きです。(けっこう高価なのでときどき)

本日はかの人の踊りの小発表会。
小学生から始めて、つづけています。
私は仕事で観れませんが、
やさしい義姉はいつもわざわざきてくれます。感謝。
子供の頃はドキドキでしたが、今は安心して席にすわれます。

柿の句といえば

 柿くへば 鐘がなるなり 法隆寺  子規

前日、奈良に泊まった宿で食べ、東大寺の鐘を
きいた時の句とする考証もありで
俳句のおもしろ味、たのしみがあります。
リアルタイムではなく時の間がそこにあるのかもしれません。

 渋かろか 知らねど柿の 初ちぎり  千代女


創業祭3日目、本日もスタートです。

店主


「柿に目白」  加藤紫音

平成29年 9月10日(日)


小さくてご覧いただけますか、早朝の月です。
春は花、秋は月。月の句は数知れず、
秋の夜長を楽しめるようになりたいですね。

 藍甕に 藍の花咲く 月夜かな  武澤好美


これも月の句、まちがっているかもしれません。

 あかあかや あかあかあかや あかあかや

  あかあかあかや あかあかや月   明恵

こんなにほめられると月も赤面するかも。


お店は創業祭をスタート

 お買上 うれしい店主 創業祭  (店主 川柳らしき句)

久しぶりに本日は朝から晴、空高しです。

店主

平成29年 9月9日(土)

白露
仲秋の前頃、後半に「秋分」となり、昼と夜がおんなじに。
「短夜」がおわり夜明けは五時半ごろ。
もうすぐ秋の「夜長」がはじまります。

この花「龍胆(りんどう)」も今が咲き時ですが
高原までいかないとお目にかかれません。

花は日が当たると開き、夕方閉じます。
けっこうお日さまとあわせて暮らす花は多いですね。
私もそれをめざしています。
絵は中谷温男作。

良い週末をおすごしください。


 りんどう咲く 由々しきことは 無きごとし  細身綾子

店主

平成29年 9月8日(金)

稲穂
二百十日前後は稲穂の花ざかり。
剣葉が青い穂をぬいてぴんと直立すると花時、走り穂。

花はみのがしそうになりますが、
わずかの風にゆれてやさしい趣。

頭(こうべ)をたれるほどではありませんが
おじきしている稲穂です。

もうすく一面、金色にかがやく波となります。

本日もお元気で。


 美しき稲の穂並の朝日かな  路通


 あとは風まかせよ稲の花ざかり  青柳志解樹

店主


平成29年 9月7日(木)

南瓜
かぼちゃ、なんきん、とうなす。
野菜をと近くの農業公園へ。
入口にど~んと観賞用かぼちゃです。
子供は喜びそうです。

野菜はというと、ケースの中にちらほらで残念がっていました。
お休みで買物おつき合いの半日でした。

かぼちゃのたいたん好きです。
子供の頃は苦手だった野菜類が食卓にふえました。

          とうなす
 ずっしりと南瓜落ちて暮淋し  素堂

 

秋雨もようの朝。九月は創業月です。
あたらしい一歩になるよう頑張りましょう。


 秋の雨しづかに午前をはりけり  草村素子

店主

平成29年 9月6日(水)

男郎花
おとこえし、女郎花(おみなえし)に似ていますが
こちらの花は白で、相方は黄色。
丈も高く、たけだけしくて男郎花かなと。
こうしてながめると吾亦紅と相性が良いですね。

 手にとるなやはり野に置け蓮華草

そんな句もありますが、この野草は卓上にあっても
秋たっぷりの表情です。

それにしてもこの漢字名は
どうも好意的な当字でないようでしっくりきません。


 男郎花名もなき草の仲間かな   高木晴子


 不退転とは崖に咲くをとこへし   鷹羽狩行

店主

平成29年 9月5日(火)

花苔
毎日「水石」をながめていると
同じような色をした庭石にある苔が気に入り
生きものですので、水もあげるようになりました。
秋の勉強のテーマ「苔」(歳のせいではありません)。

涼しくて早朝たっぷりの草刈り。
蚊は冬休みまで頑張りそうです。

本日もお元気で。良い事一つ二つありますよう。


水かけて 明るくしたり 苔の花   一茶

店主

平成29年 9月4日(月)

虫の音
夜よりも今は朝早く、すみわたるように聞こえます。
二枚の羽をすり合わせて、雄ばかり。

鳴くというより奏でるでもなく、求愛の響きのよう。
虫も蛙も人も雄は愛を告げる定めと・・・。
神さまがつくりたまいしのようです。


行水の 捨て処なき 虫の声   鬼貫


 そのなか
其中に 金鈴をふる 虫一つ
  虚子


リーン リーン、 コロ コロ・・・、 ジ ジ ジ。
どれがスズムシでコオロギ、ツユムシかわかりませんが
虫の秋です。   (写真は「昆虫図鑑」長谷川哲雄著より)

この小部屋にはなぜかしら、いつもとめたのか
いろんな本があります。

店主

平成29年 9月3日(日)

鰯(いわし)雲・鱗雲
夕方、少し強い涼風で空をしばらく見上げます。
二日連続、空となりました。

風で雲は動き、表情がどんどんかわり しみじみの秋。


                  やぎ
親は親 子は子の山羊に 鰯雲
  小池森閑


たしか教科書のこんな詩もありました。

  おうい雲よ ゆうゆうと

  馬鹿にのんきさうぢゃないか

  どこまでゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか

   「雲」山村暮鳥    


下を向きそうになったら空を見上げて
「ゆうゆうと のんきそうに」暮らしましょう。

二日連続いちぢくのある朝食です。

店主



平成29年 9月2日(土)

九月
陰暦ではまだ葉月、そして長月、稲刈月へと
季節はめぐります。

早朝は雲海の空が。
しばらくして雲一つない高い空に。
風もさわやかです。


 秋高し 空より青き 南部富士  山口青邨


 天高し 花束のごと 子を抱けば  山崎和賀流



新学期にのぞむ小学生に出会い
「おはよう」と一声、
「おはようございます」と元気に二声、三声。
この子達は大丈夫マイ・フレンドです。


かの人も九月の一歩がはじまりました。
どちらも今日の空のように雲がゆき
青空へとつづく路でありますよう。

さあ、今日も元気よく朝礼です。

店主



平成29年 9月1日(金)

吾亦紅(われもこう)
朝と夕、秋らしくなってきました。
朝がおをいただいたご近所から、また。
菊のようにみえるのはリュウノウギク 秋の山野草。
桑の実に似ているのは「われもこう」の無弁花です。

どこの山野にあるのか、秋らしい野趣があり
しばらく卓上に飾り、楽しみましょう。
どうぞ9月も夏バテをおこさないよう
毎日、元気で暮らしましょう。


 しゃんとして 千草の中や 吾亦紅  路通

    また くれない
 吾も亦 紅なりと ひそやかに  虚子


お店も私もギヤを上に入れてスタートです。

店主

平成29年 8月31日(木)

二百十日
立春から数えて、この頃(九月一日か二日)
よく台風がやってきます。
農家の人はその日を忘れず、
その十日後の二百二十日、警戒をするそうです。

夜明けとともの起床が、夜明け前となりました。
テレビの北海道はきっちりと朝で
日本はタテに長いなと コーヒーです。


三木鉄道はなくなりましたが、
もう一つの内陸の私鉄、粟生(あお)から新開地まで
きちんと残していきたいですね。

沿線のあの小さなケーキ屋さんは入店率、高そうです。



 葉大根に 二百十日の 残暑かな  季由

店主



平成29年 8月30日(水)

日本の色と文様
感性ゆたかな日本人の色の世界。
緑色系でも、深碧、若葉、うす緑、緑青・・・ 70余り。
文様も四季に題材をとった かぞえきれない程あります。

秋草文は七草を中心に寄りそい
涼しい秋を待ちのぞんで、夏の透けるきものに
好んで用いるのも、日本人ならではですね。

そんな文化をどんな小さなことでもいいので
伝えていきたいと思っています。


 憩う人 秋色すすむ 中にあり  西本一郎

店主

平成29年 8月29日(火)

庭見草
初見草、玉見草とも。萩のことです。
一株が年々ふえ、大きくなりつづけています。
草だとばかり思っていたら、山野の灌木(かんぼく)、木でした。

 みる人にすこしそよぎて萩の花  虚子

庭のはボリュームいっぱいで

 しら露もこぼさぬ萩のうねりかな  芭蕉

もうすぐ開花の、秋の七草の筆頭です。

今朝も爽やかでした。
平穏な一日でありますように。

すぐどれかでてこないので、秋の七草は
萩、尾花、葛(くず)、撫子、女郎花(おみなえし)、藤袴、
それに朝顔、いまは桔梗です。

店主

平成29年 8月28日(月)

白露(しらつゆ)
朝、日かげに残り、庭にはかすかに虫の声が。
日々秋めく8月の残りの週となります。

月一、高価で効果のある注射の日。
効果はさがってもあたりまえですが、価格はすえおき。
自助努力、自力自活の秋です。


おそ咲きのさるすべり、毎日鮮やかにふえていきます。


 白露や 茨の刺に 一つづゝ  蕪村

店主

平成29年 8月27日(日)

爽籟(そうらい)
秋風のさわやかな響き。
籟とは三つの穴のある笛のこととあります。

そこまではいきませんが、朝 涼しい風がわたりました。
開店まで連日のひと汗でしたが、 今日は気持ちよく
かろやかです。

第三セクターの鉄道がなくなり数年、線路もなく
今は安全な犬の散歩道です。
近年の災害の多さに改めて内陸鉄道の重要さを思います。
人、物の輸送にかかせません。
神戸市の市電の線路はうめてあり、いつでも活かせるとか。
乗客率も大事ですが、内陸の鉄道はそれだけではありません。
皆さまはどう思われますか。


 爽籟や空にみなぎる月あかり  日野草城

店主

平成29年 8月26日(土)

秋めく
「秋隣り」=夏のままの日がつづきます。
かといって蟬もあぶら蟬が元気に鳴いていましたが
ミンミン、ツクツクボウシは時々です。
暑さにまけず鳴きましょう。

好きなつゆ草の花もちらほら。
立秋からほぼ20日、「暑さ寒さも彼岸まで」とわかっていても
この暑さはこたえますね。
まさにご自愛専一。本日もお元気で。


スタジオで人気のオリジナル、
写真の連作たて(命名がむずかしいのです)。
長さも大きさもスペースに合わせてお好みで。
大は小をかねるといいますが、これはテマヒマかけて
どこにでも気軽に飾れるよう、
そんな気持ちをこめてスタッフがつくります。


 秋めくと すぐ咲く花に 山の風  飯田龍太

店主



平成29年 8月25日(金)

創作玩具「風」
工房 風にちなんで、
うれしくも先輩N氏からいただきました。

らせん形のところに「風」があたると
人形が動きます。
しくみは私には全くわかりませんが、お見事。

古い玩具「春駒」に題材をとられ
人形は若武者だそうで、少し着物が派手かなと。
古布をさがして、どこかに風のマークをつけて などなど
楽しみです。

できあがる頃はきっと
さわやかな秋風となります。


 秋風や 旅人のせて 石舞台  山口青邨

店主


平成29年 8月24日(木)

冷やか
肌に冷気を感じるのはもうしばらくのようで
口においしい冷気をと、お豆腐です。

神戸住吉神社の近く、いつも賑やかです。
湯葉とうふがおすすめです。
発送はNGなので、近くへ行かれた時は
一度いかがですか。

ほんと久しぶりに神戸で夕食。
良い九月の訪れを期待して八月もおこたりなく。
本日も健やかにおすごしください。


 冷やかに 笑みても真顔 いつもあり  池内友次郎

 さり気なく 聞いて身にしむ 話かな  富安風生

店主

平成29年 8月23日(水)

秋曇
どんよりと湿度は高め。そんな朝です。
こんな日は雨もようとなります。


 もの置けば そこに生れぬ 秋の蔭  虚子

 まっすぐに 松の空なる 秋の雨  加藤楸邨


いつもは盛夏に美しく風にゆれているのに
やっと咲きました、百日紅(さるすべり)の花。
原因はただ1つ。 花のおわりに枝を短く刈りこまなかったから。
この樹は特にサンパツが好きなのです。

花も仕事も生活も、一つ怠ると、リズムやバランスがくずれます。
本日も怠りのない一日を。

店主

平成29年 8月22日(火)

辣韮

らっきょうと読みます。
鳥取市の市花で、晩秋に紫色の花が咲くそうですが
会ったことはありません。

実は好物ですが、
漬物のように毎日ポリポリとはいきません。
実りの秋から食欲の秋となりますよう。


まだ、お昼は食がすすみません。

らっきょうの花のかわりに
朝、お店の前でいただいたアサガオを。
水石とのコラボです。

本日もお元気で。
しっかりと食べて動きましょう。

店主



平成29年 8月21日(月)

処暑

立秋のあと15日、暑さが止むの意ですが
その気配なしの処暑の朝。

庭の花も夏休みのようで食卓に秋の果がつぎつぎと。

みずみずしさは梨の方が一枚上で、
ぶどうはワインに似て、甘いうま味が種類によってちがい
楽しめます。

次は桃、そしてりんご、柿。実りの秋となっていきます。
処暑お見舞いいたします。


山を見て いちにち処暑の 机かな  西山誠

 

 梨むくや 甘き雫の 刃を垂るゝ  子規

 

 沈む色 浮く色秋果 盛られをり  岡田貞峰

店主



平成29年 8月20日(日)

葡萄
三木市平井山の葡萄。
国産では甲州が有名で、西洋ではマスカットが最高級品と
いわれますが、この品もまさるともおとらず。

いつもこの頃に開園となり、年々大きく瑞々しくなります。
いつも自然との共生の中で、向上心を忘れずにとりくむ
農家の人々の精進に頭がさがります。
ぶどうのようにみずみずしい一日を。


黒きまで 紫深き 葡萄かな  子規

 雨あがる 至福に満ちて 葡萄の香  相馬遷子

店主

平成29年 8月19日(土)

みち
円相に道。
比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行の
大阿闍梨 酒井雄哉の書。
晩年の字のような、しかし円相の丸は太く。

いろんな「みち」があります。
急な道、ほそい径、まっすぐな路、廸、訓・・・。
有名な「この道より我を生か道なし、 この道を歩く」は
武者小路実篤ですね。
決意という程ではないけれど、小さな覚悟をもって
こけないように暮らしています、毎日。

早朝は強い雨でがしばらくつづき、眼がさめました。

大風や鳴しづまりて秋の雨  尚白

あなたは今どんな「みち」をお進みですか。
どうぞどんな「みち」でも、あかるく、あせらず、あきらめず。

今、雨あがり、晴となりました。

店主

平成29年 8月18日(金)

秋の海
うすくもりの小さな港の入江。
沖合は静かな波のようで、夏の海とは趣がちがいます。
近くには海と山の幸が豊富なファームがあり
ときどき買物がてらきます。

みをつくし 遙々つゞき 秋の海  虚子


秋旱(あきひでり)の所や毎日雨の関東と
農家の人々や私達の暮らしにも変化をしいられます。
季節のかわりめです。
本日も残暑お見舞い申し上げます。


 画紙に墨 にじむ早きよ 秋旱  山門直三

店主

平成29年 8月17日(木)

睡蓮
羊(ひつじ)の刻ごろ(午後1時~3時)に
開花するので羊草とも。

お店は秋のスタートです。
夏物から秋物へ。掛軸も柿の図など。
ギアを入れかえて、
元気にスマイルでお客様と出会いましょう。
良い秋の訪れとなりますように。

海の近くの寺院の小さな池で、小さな睡蓮みつけました。
秋を知り、花の大きさも少しひかえめの様子でした。


睡蓮の 一花一花の 真昼かな  上村占魚

店主

平成29年 8月16日(水)

墓参

 家は皆 杖に白髪の 墓参り  芭蕉

今年も親子三代ででかけ、うんと平均年齢がさがりました。
ここに来ると、みんないい人、いい子になるような。

道の駅「淡河」でまた
野菜、豆腐、ひじきなど、 かご一杯です。
手づくりのPOPから
この道の駅のにぎわい、繁盛がわかります。
お客様の信頼もうかがわれます。

わが店もさらににぎわう秋となりますように。



つづいて神戸地区 しあわせの村。
その横の大霊園に母方のお参り。

新しくなったしあわせの村は、
川、アスレチック、船、すべり台と
ファミリーで楽しめる広場です。

息子の子供(孫)が一緒してくれたので
ここで一時間あまり、子供たちは大はしゃぎ。
私は歩きまわるだけで大汗です。

二人ではもてあましそうで、
いつも優しい娘も参加してくれ
たすかりましたね。



朝涼しくて、草刈りで庭の地上絵をつくりました。

 

店主





平成29年 8月15日(火)

盆休
台所の温度が2度下がりました。ほっとします。
正月とならんで、私達の生活になじんだ大切な年中行事。

農家の人もお休み。
昔は奉公に出ている人が、今は都会へ出ている人達が
帰省するのも日本人ならではです。

わが家でも久しぶりに家族がそろいます。
みんな元気で会いたいものです。

 盆蟬に 耳をあづけし 盆休  百合山羽公


弥勒菩薩(みろくぼさつ)の絵は全和凰作。
皆様もお盆休み、ごゆっくりおすごしください。


 竹林の 奥あかるくて 盆休み  古賀まり子

店主

平成29年 8月14日(月)

水石(すいせき)Ⅱ
前のがどうしても蛙にしか見えず
そう申し上げたら、先生から賜りました。
歴史は古く、かの頼山陽が愛したとも伝わります。
水を含むとさらに黒くてり、
産地は、石狩川、加茂川、瀬田川、揖斐川、
そしてこの水石は鳥取県佐治川です。

富士山のように見え、床の間に飾り、くびれ、くぼみが妙で、
この石の歴史に想いをめぐらして毎日眺めています。

近くの川もあるので、この秋お気に入りをみつけに
遠足がてらでかけます。
お聞きすると、そんなあまいことではないそうです。
まず体験、なんでもやってみよう。
元気な秋のスタートにしたいですね。

店主

平成29年 8月13日(日)

秋の初風
桔梗は秋の七草の一つですが、
もう「また来年ね」と言っているようです。
朝顔から桔梗にかわったと聞きますが
どちらも私たちの見ている花とはちがう気がします。

朝、ひんやりと風がわたりました。

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども

      風のおとにぞおどろかれぬる  藤原敏行

昔の人の感性豊かなこと。
お店は今日から15日までお休み。
お盆があければ? 気分もかわります。
どうぞ本日もお健やかに。


 なつくさと見し間に秋の初風や  松瀬青々

店主

平成29年 8月12日(土)

マイセンの華

諸説ありますが、この磁器がヨーロッパに広く知られたのは
1519年から22年にかけて、マジェランの世界周航から。

お店の古マイセン(1800年中期頃)のカップと
花文の深皿(20世紀前期頃)
年代は底のマークで解るように、
年代ごとに少し変化しています。

ヨーロッパの人々を魅了した東洋の磁器。
ふれるとひんやり涼気が伝わります。

外は残暑ですが「始めて涼し」マイセンの朝です。


 新涼や 白き手のひら あしのうら  川端茅舎


  秋涼し 松にかゝりて 天の川  蓼太

店主



平成29年 8月11日(金)

瓢箪(ひょうたん)
お客様からいただきました。
極細で般若心経が書かれています。
校長を退職してから始められたとのこと。
数年前、ご夫婦で「旅立ちの写真」を撮りにこられました。
今もお元気で「ひょうたん」づくりをと願います。

終戦記念はお盆、そして近年は災害が多く各地でのしのぶ日。
もう会えない人に感謝したり、思い出をめぐらしたり
そして大切な人の息災を祈ったり。
16日が大文字の送り火。心静かにでも元気で
暑さに負けないで週末を迎えましょう。

                  あおふくべ
 水音や 川添垣の 青瓢  藤野古白


  わびさびの 心をのこし 大文字  詠み人知らず

店主

平成29年 8月10日(木)

蜻蛉(とんぼ)
一番早く出会う赤とんぼ。
横に川があるせいか、いつもお墓そうじの頃。
「これでもか」とここは茂る場所で、日陰はなく
二人で黙々と手をすすめます。

近くの「道の駅 淡河(おうご)」で十割そばの早めのお昼と
とれたての野菜をいろいろ買うのが恒例です。
手づくりの「おから」がお気に入りで2パック。
地元の主婦が時給500円の有償ボランティアでスタートし、
今は人気のスポットになりました。

朝の空はまだまだ秋立つといっても、夏の雲でした。
冷たいものが控えられない日がつづきます。
今週もお元気で。


 遠山が 目玉にうつる とんぼかな  一茶

店主

平成29年 8月9日(水)

かまきり
台風一過ではなく、数日間。お見舞いいたします。
お盆の入りを迎え、平穏な毎日がつづきますように。

鎌切、むづかしく蟷螂(とうろう)とも書くようです。
気がつよく、どんな敵にも立ち向かい、庭の虫の主役となります。
主演は一ヶ月程、早く鈴虫たちと交替してください。

これからの一週間は、お墓の清掃からはじまります。

 ゆるやかに 日暮れて盆の 人出かな  横山左知子


 蟷螂や 露引きこぼす 荻の枝  北枝

店主

平成29年 8月8日(火)

颱風
近くに上陸しそうです。
TYPHOONの漢字で、台湾から中国大陸へ上るので
台をつけたとかは、雨空と風でそんな余裕はありません。
最近の台風や雨は今までとちがいます。
くれぐれも一日お気をつけて過ごされますよう。


きれいな花ではなく、大きな足袋。申し分けありません。
藍で染め、何度も使用しています。

化学染料は色落ちもなく、安価ですが
藍染の良さは抗菌作用があること、体にやさしいこと。

昔の農家の人々は、みんな藍染の「モンペ」を着ていました。
少しの傷も藍が殺菌してくれます。


重ねて台風に準備、おこたりなく。


 颱風の去つて玄界灘の月  中村吉右衛門

店主



平成29年 8月7日(月)


私たちの一番好きな色かもしれません。
この時期、藍を刈り、一年草の葉を天日でかわかし
茎をとり、土蔵の中の寝床で醗酵させます。

毎日水をかけること二ヶ月、高温になります。
それで藍玉をつくり、染料となります。

写真の藍がめは季刊「銀花」より。創刊号からあり、
日本を中心に世界の染織と工芸を紹介しています。
数年前に休刊となり残念です。

藍色は空気にふれるとあざやかに生まれますが
ふれる前はダークグリーン。
阿波徳島へは研修によくでかけたものです。
化学染料の普及で少なくなりました。これも至極残念。

ジャパンブルーの「ゆかた」、涼しげです。
台風接近中、くれぐれもご用心。
南の方もこれ以上ふりませんように。

 日々黒く なりゆく藍を 干しにけり  岡安迷子

 藍刈りや 一里四方に 木も見えず  子規


花は仲秋の頃、白や紅色の小花がいっぱい咲きます。

 この村に 減りし土蔵や 藍の花  谷口秋郷

店主



平成29年 8月6日(日)

再開
お盆までにもう少しきれいにと、枝・草刈り。
汗がにじむ程ではすまないので、
蟬より早起きしてシャワーの時間をつくります。
静かに枝刈りして、電動草刈りをスタート。
いつも坊主がりですが、気にしないようにします。
電動のせいか、歳のせいか
朝食の時、箸もつ手がふるえるのは困ります。
涼しい所で仕事ができるので、これぐらいはと頑張りますが
暑さには強くないのが汗の量でわかります。

庭の桜紅葉、虫喰いがいたるところに。
加賀友禅にも良く描かれます。

秋桜と書いて「コスモス」、日本人は桜好き。
でも「コスモス」のほうが良いかなと。
皆様はいかがですか。
好きな風情なので、もう一句おくります。

 桜紅葉 しばらく照りて 海暮れぬ  角川源義

店主

平成29年 8月5日(土)

秋立つ
もうすぐ大暑が暦の上ではおわりますが
庭の水やりはかかせず、蟬にもあげて楽しみます。

 立秋と 聞けば心も 添ふ如く  稲畑汀子


 草の萩 置くや残暑の 土ほこり  北枝


まだまだ残暑、台風がつづきそうですね。
庭の萩もいましばらくの開花待ちです。
夏のおわりに体調くずさないよう、お元気に。


萩の風 ほつほつと花 咲きそめし  虚子

店主

平成29年 8月4日(金)

勝運の寺
箕面の勝尾寺。
猿で有名でしたが、人がえさを与え
性格がかわり、禁止条例がでていずこかへ。
今は一匹もいませんでした。
自然の摂理にそむくのは、いつも人間なのかもしれません。

写真の大きいのは、創業45周年の展示会の「勝」。
小さいのは今回もとめて、願いを込めた「福」。


少し歩いてベンチで仰向けば、
空は秋の雲が西へながれていました。

         をのへ
 秋の空 尾上の杉に 離れたり  其角


 山につき 山にはなれつ 秋の雲  麦水

店主



平成29年 8月3日(木)

夏萩
秋が早く訪れる山で出会いました。
はじめてです。

場所は箕面(みのお)の滝、落差33mで
農具の箕(み)に似て、立派です。
しばし涼風満喫。

500m程くだり、帰りは坂道、きつい登りを。
かの女性お二人は力強く前へ前へ。
後ろの私たちとは体力に温度差がかなりあります。
でもしかし、後ろをゆっくりついていくのも良いかなと。

さすがにここはシニアよりも、
夏休みに入り子供づれの元気な親子でいっぱいでした。

ライトアップもある夏、ぜひおでかけください。
本日もお元気で。


 夏萩の 花ある枝の 長きかな  星野立子


 夏萩の 枯れたる花も うち交り  高野素十

店主



平成29年 8月2日(水)

八月
朝、道ばたでみつけた薊(あざみ)。
祖母の好きだったこの花に会うのも久しぶりです。
炎暑きびしい頃ですが、どこかに「小さい秋」みつけましょう。


 八月の桜紅葉を掃けるかな  富安風生

桜は早く紅葉し地面へ。
どこか黄ばみ、赤らみ、趣きがあります。
八月も31日間、毎日元気で暮らしましょう。


 赤松に桜もみぢのちりぬるを  杉山岳陽

店主

平成29年 8月1日(火)

わくらば

言葉の響きはいいですが、病葉と書きます。
青葉が茂る中に、
黄白色や赤に落葉を待たずに変色しています。

晩夏の頃、庭にちらほら見つかり
好んで立ちどまり眺めています。

そんなことで庭に10分余り、蚊にずいぶん栄養を
与えてしまいました。
それにしてもよく繁茂している庭の朝です。


 掃き終えし後のわくら葉は掃かず  永井東門居

 

 血をわけしものと思はず蚊の憎さ  丈草

店主



最新記事

平成29年 7月
平成29年 6月
平成29年 5月
平成29年 前半

平成28年 後半

平成28年 前半
平成27年 後半
平成27年 前半
平成26年 後半
平成26年 前半

呉服販売・和装小物販売・成人式振袖販売・成人式振袖レンタル・掛軸販売・着物お手入れ・金プラチナダイヤ買取り・着物レンタル・フォトスタジオ

新しい暮らしの専門店 竹中工房「風」 
フリーダイヤル:0120-35-4576
〒673-0433 兵庫県三木市福井3丁目3-15 営業時間:AM9:00~PM6:00 定休日:火曜日
Copyright 2011-2017  きものたけなか. All Rights Reserved